としかんのものづくり
TOSHIKAN QUALITY

わたしたちの住まいづくりは、
「製販管一体」の発想から。
わたしたちがデベロッパーとして取り組んでいる
「製・販・管一体」の住まいづくりとは、
住まいを創る「つくり手」と住まいを販売する「売り手」、
そして入居してからの「管理」が一体となった住まいづくりのこと。
お客様のニーズを直接聞けるチャンスがあるのは、まず「売り手」です。
お客様のニーズに対して商品化することができるのは「つくり手」です。
そして、入居してからの問題点を含めて
お客様の声を直接聞けるのが「管理」なのです。
『お客様の声を商品化すること』そのために、
製造と販売と管理がひとつになった「製・販・管一体」の考え方が、
わたしたちの住まいづくりの基本となります。
わたしたちが考える5つの品質(5S)
日本の住まいづくりにおける原点を見つめ直し現代の住宅に生かしていくための
「基本性能の質」「間取りの質」「デザインの質」「素材の質」という住まいづくりにおける四つの質に、
これらをさらに高めるための「接客の質」をプラスして、
わたしたちが考える五つの品質(5S)をマークに表しています。
写真は旧三上家住宅(としかん研修ツアーにて)
日本古来の家がもっていた、
基本性能の質を最優先に採り入れる。
日本人は古くから自然を友として、四季の移り変わりを生活の中に採り入れ、自然の潤いを楽しむ生活を愛してきました。一年を通じて変化する気温や湿度、太陽の傾きや風の行方との関わりを大切に、住まいの基本性能に様々な工夫と知恵を施してきました。風の通り道となり、陽光を住戸内へと導く開口部へのこだわり。外気に触れながら自然の風景を愉しみ、住人どうしのコミュニティを育んだ縁側の発想。さらには床下や天井、収納などへの換気を考慮した風通しへの工夫や、さりげなく視線を遮る植栽や木々の演出。そしてそれら自然と住まいの関わりを、床に座り、寝転がり、全身に感じながら心地よく暮らすライフスタイル。わたしたちは「日本古来の家がもつ基本性能を採り入れるという視点から、これからの住まいの在り方を考えます。もう一度原点に回帰して、元来日本の住まいが備えていた「基本性能の質」を設計の段階から熟考し、最優先に採り入れて生かしていくことが、わたしたちが目指す住まいづくりです。

(当社施工例)
写真は旧三上家住宅(としかん研修ツアにて)
子供の成長と共に、
家族の絆を育む間取り。
日本古来の家屋では、茶の間を囲む居間に家族みんなが集まり、多世代の交流の中でそれぞれの居場所を見つけ、つながりの中にこそテリトリーの形成能力を身につけていきました。こどもたちもまた、幼い間は家族と一緒の空間で育ち、安心できるわが家の中でコミュニケーションを保ちながらも、成長に合わせて少しづつ自立する能力を学んでいたと言えます。しかし、ライフスタイルの変化と共に、家族の時間が個別に分断され、多世代が一緒に過ごす時間が少なくなった現代では、家族の交流の中でこそ育む、こどもの健全な成長に望ましい住まいの環境が失われつつあります。わたしたちは子供の成長と共に、家族の絆と共に、その役割を育んでいく間取りのあり方が大切だと考えます。子供が過ごす空間を可変的に提供する発想。子供の自立と自律を養いながらも、親と子の距離感や健全なコミュニケーションを育む、生涯暮らすにふさわしい質の高い間取りをご提供いたします。

「すくすくプラン」(当社施工例)
写真はヴォリズ六甲山荘(としかん研修ツアーにて)
美しいデザインと優れた機能性を、
備えてこそ良質。
良質さとは、優れた機能性と美しいデザインを兼ね備えたもの。そんな発想を日本で実践した建築家としてフランク・ロイド・ライト氏やウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏がいます。例えば旧帝国ホテルは、世界中から賛美された建築として名高い作品ですが、わが国で真っ先に脚光を浴びたその美しさよりも「関東大震災に耐えたホテル」としてでした。震災後、設計者であるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライト氏がこのホテルを語るとき、繰り返し耐震性に配慮して設計したということを強調していました。また、地震の際、瓦の落下を防ぐために屋根を瓦棒葺きにし、前庭の池も防火用水をかねていたといいます。わたしたちは旧帝国ホテルがそうであったように、「機能性を追求した結果が、美しさに至る」という発想をモノづくりの基本としています。さらに建物の意匠としてのこだわりは、集合住宅と都市景観の関わりに深い歴史を持つ西洋の建築に多く見られるような時間の流れとともに味わいを増し、古くなるほどに飽きのこない洋風デザインを突き詰めます。

(当社施工例)
写真はグランディア御影(としかん研修ツアーにて)
住まいにもっと、
天然素材と木の温もりを。
古き良き日本家屋では100%の天然素材を活用し、日本独自の風土や気候に調和しながら暮らしていました。心地よく健やかな空間は、何とも言えない深い安らぎを与えてくれます。しかしその安らぎは、現代社会において、コンクリートに囲まれた無機質な建築物であるマンションにこそ求められるべきもの。ましてや、大人も子供もストレス社会を生きる時代、住まいが病んでいるといわれている時代ならなおさらのこと。わたしたちの住まいづくりでは、住空間に天然素材・天然木を積極的に採用しています。床材や壁材、キッチンカウンター等、特に住む人が生活の中で目や手に触れやすい場所に多用し、ナチュラルな風合いや質感、何よりも自然と共存する心地よさと心身の健康を感じる住まいを目指しています。天然の素材なので、暮らしの中で多少の反りが生じたり、色が変わることがあるかもしれません。それでも天然素材や木の温もりは、日本の住まいに欠くことのできない大切な要素だとわたしたちは考えます。

(当社施工例)
そして四つの質を高めるための、
「接客」という質。
最後にわたしたちが行動指針の中で一番大切にしている事に「接客」という質があります。わたしたちは販売センターという空間でお客様とはじめてお会いします。お客様もわたしたちも互いに緊張しており、わたしたちはまずお客様に対して、どのような理由でご来訪いただいたのかをお伺いします。例えばご結婚が決まり新居としてのお住まいをお探しなのか?お子様が巣立たれてご夫婦ふたりの終の棲家をお探しなのか?それぞれのお客様の「何を求めて」をゆっくりとお聞きする時間を一番大切にしています。もちろん物件の説明はお客様の必要に応じていたしますが、「何を求めて」というご来訪の理由をしっかり共有する事が、お客様とわたしたちとのキャッチボールの第一歩だと考えます。姿勢、服装、みだしなみ、言葉づかい、間、コミュニケーションをきちんと行えることにより、初めて「この人なら本心から理由を話してみよう」と思っていただける。そのために社員一同、「接客」への努力を日々重ねていきます。

(当社施工例)